寅さん雑感 「男はつらいよ」「続・男はつらいよ」

21世紀生まれのオタクが12月の「男はつらいよ」50作目の公開に向け、全作観たいと思い立ち、どうせなら感想をメモしておこうと作成した記事。という名の自分用雑記です。

予備知識:24作目、26作目、30作目は再放送などで視聴済み。登場人物の名前と定番パターンは知ってる程度。

 

第1作「男はつらいよ

お馴染みのとらやでのシーンも少なく、満男がいないと思えばさくらも未婚。

寅さんの服装もちょっと違うし、これでこそ無印!って感じで逆に新鮮。

ホテルって言葉に驚くような時代なんだね。今となっては連れ込み宿という言葉のほうが聞かない。

さくらが珍しい名前っていうのもジェネレーションギャップを感じた。車櫻、たしかにそういう品種ありそう。

家庭でのいざこざに近隣の人が介入してくる感じは昭和ならではの風景だな~。まだギリギリ60年代か…。船の値段とか今じゃ考えられない。

博さん意外にもいいキャラしてたんだな。さくらとの結婚を巡って寅さんと話すシーンの空気感とても良いな~。

イザコザやギクシャクした感じも含め、家族愛の描き方が暖かくて好み。まだ1作目だけど、もしかしたらこの回が一番好きかも。

 

第2作「続・男はつらいよ

寅さんに母親いたんだ!という驚きと、惜しげもなく普通に登場しちゃったのにもまた驚き。お菊さんの関西弁?は独特で字幕なしだと聞き取れなかった…。満州事変という言葉が当たり前に出てくるのも時代を感じる。

「人並み以上の体と人並に近い頭を持っているんだ」先生のこの言葉に大笑いしてしまった。良いなぁ!

病院で騒ぐシーンや無銭飲食のくだりが痛快。これでこそ!

なんだけど、結構つらいシーンも多くて胸がつまることも多々。

特に先生がウナギを食べたいというシーンからの流れ…。あぁ……。

ヒロインの夏子さん素敵ね。